休日/暗闇れもん
 

仕事に行く
ぎりぎりのところ
足を一歩踏み出すだけで息が苦しい

外の世界とつながらない
伸ばした手はいつも空気を掴んだ
あたたかい手はない
足を踏み出すだけで疲れていく一歩一歩
負けたくないが負けそうになる
涙は落ちなかった

1曲で嘘みたいに溢れた
1ページで嘘みたいに流れ出した

何でもない会話でやすらかに眠った





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