あの日/瑛治
 
見上げれば
いつもの空
 
見渡せば
いつものヤツら
 
 
 
空に何を描こうとも
それは一睡の夢
 
 
 
取りこぼした現実に
涙は自然とこぼれる
 
 
 
在るべき場所を探し
今日旅立つ
 
 
 
涙を流すヤツら
でも実は笑っていて
 
 
 
寂しくとも
思い出が笑顔をくれた
 
 
 
そんなヤツらが
すごく輝いてみえた
 
 
 
見上げれば
いつもの空
 
見渡せば
いつものヤツら
 
 
 
黒板の
ど真ん中に
僕らを残して
 
 
 
ありがとう
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