さよなら/
水在らあらあ
にいくつもの流星が炸裂して
僕はそれが本当に嫌で
早く暖かいおうちに帰りたかった
僕の作ったオムライスももう冷めちゃうから
ケチャップで描いた笑顔も泣き始めるから
手のひらと
手のひらを合わせて
春の風が吹いて
引き離したら
そこには小さな虹ができて
それを
ずっと見つめながら
二人で
驚いたような
泣きそうな顔して
永遠に
遠ざかってゆくんだ
今、歌った、涙
君の心臓の温度を保って
遠ざかってゆく
永遠に
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