ひと目惚れ/
蔦谷たつや
見かけたときに
気持ちが踊ってた
僕は君にひと目惚れしていた
突然のことだけど
僕は忘れてはない
僕は君にひと目惚れしていた
緑のカーディガン
小さな靴が並んで
僕は君にひと目惚れしていた
君はこの街の
どこにいるのかしら
僕は君にひと目惚れしていた
それからも僕は
君の名前すらしらないのにね
通りすがりの雲が
僕を見て笑っているかな
膨らんだ馬鹿な思いは
いつかなくなってしまうでしょう
けどねえ
僕は
まだ君に惚れている
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