眠れぬ夜はキミのせい。。。/三架月 眞名子
明け方の空を見てしまった
月がだんだん白んでくる
あぁもう少しで消えてしまう・・・
そう思いながらベッドにもぐりこんで
あぁそうか
眠れないのはキミに逢っていないから
思い出せないよ
キミの笑った時の目の優しさも
触れた時の髪の柔らかさも
繋いだ時の手の温かさも
寄り添った時に香る匂いも
その全てを思い出しながら
アタシは眠りについていたから
それが思い出せない今は
いつまで経っても眠れるはずがないわけで
逢いたいです・・・
今すぐにでも
最終列車に飛び乗って
近くて遠いキミの家まで
月明かりの下をずっとずっと
でも出来ない
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)