「天国の底」/和 路流(Nago Mitill)
 
支えるためにある。

「善」でも、「悪」でも
どちらでも構わないし、どちらである必要性もない。
ただ この手を差し伸べるから、力強く笑って。
そして、共に生きていこう。
自分が信じ、愛するもののために。
未来を共に夢見ることが許される、この天国の底で。

手のひらを 空へ かざそう。
瞳を軽く交わしあい、
そして、僕たちは生きていこう。

                                            (1997年・筆)
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