平安の詩/はじめ
 
 切なくなると詩を書きたくなる
 君想う時詩を綴りたくなる

 部屋の闇に入る時死と隣り合わせの妄想に冒される
 髑髏の剣は懐にしまって敵が来た時に切り裂く

 白い光
 白い世界が広がっているのだろうか

 自我の扉を開けると白い光が入ってきて
 そこには花畑が広がっていた

 死の恐怖は消え去ったよ
 今僕は生きている

 自転車を漕ぐよ君を乗せて
 君の香りが漂ってきて君の髪がたなびいた

 僕の頬に君は頬をくっつけてきた
 僕は笑い君の頬にキスをした

 絶望が波のように押し寄せてくる
 現実は 真実は 何だ?

 もし人生で悩むことがあったなら この詩を読もう
 多生の人生なんだから気楽に生きていこう

 終わりなんて考えちゃいけない
 どうせ幸せの絶頂のなか眠るんだから

 この静寂さは僕の心の平安から来たものだ
 自分を信じてみたいと思う

 君を想うと切ない気持ちになるよ
 だから詩を書きたくなるんだよ
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