街並み/RIKU
 
空には7つの月と3つの夢が浮かんで
わたしの足が大地になって
斜めに生えたビルを見るたび
涙を流すの

黒い星が瞬いたら
東京タワーがずずずっと
天に向かって伸び始めて
天から足が降って来たの

踏み躙った
ぐちゃぐちゃに潰れた町並みは
それはわたしにとって何時もと変わりなく
それはわたしが何時も見ていた真実

目覚めた
世界が
気付いた時

大地は始まり
人生は終わる

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