LoveBird/恋月 ぴの
 
素に戻ると
大勢の人の前に立たされた
わたしが
いる
深々と頭を下げて
何を謝っているのだろう

  トナカイのそりに乗り
  飽きることなく
  眺めた
  白夜の物語

ああ
これがわたしってこと
今までもそうだったように
これからも
そうなるってこと

  あなたと出会い
  強く抱きしめられて
  オーロラの瞬きと
  重ねあう唇

言われなくても
判っているよ
いつでも損な役回りなのは
それだからこそ
わたし
大切にしていたい
あなた

こんな感じで


ずっと


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