詩集BLUE ROSE/流希-Яuki-
殺された薔薇から流れる
真紅に染まる薔薇の上で眠る姫
王女の美学が敷き詰められていた
「私の存在は血液で証明され、薔薇により彩をつける」
「私を証明してくれたのは、私より美しい薔薇」
「私を受け止めてくれたのは血液、血液に染まる薔薇と私は、混ざり合う事が出来た」
「真紅の薔薇を愛しています、真紅の薔薇が愛してくれます」
死を重ねていくことで
薔薇は生命を帯び
姫を魅力にしていく
魔の力に染まりながら
Blue Rose SILENT
蒼を過ぎた空に独り
歩き続けて通り過ぎた
足元には踏まれ
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