永遠/1486 106
 
そう言えば少し背が縮んだかな?

思い出さないようにしていたけれど
少しずつ最期に向かっているんだね

僕らは若き日に誓い合った愛が
いつまでも続くと思っているけど
歳月が二人を引き離し
そしてすべてを忘れてしまう

だけど薬指で交わした約束に
偽りは一つだって無いよ

「永遠に君と離れたりしないよ」
そんな優しくて悲しい嘘を
君は笑って受け止めてくれるから
僕は初めて誰かのために
死にたくないって心から思えたんだ
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