White Noise/流希-Яuki-
 
誰もが感じている
接触を拒む壁が誰にでも…

「遮る瞬間」

白い閃光が脳内を走り
擬似的な音を繰り返す
視界から塞ぎ始める
電光が一つシナプスに
歪な棘を刺す

目の前で隠された閃光
脳裏に刻まれ白となり崩壊へ

“削除”

人を見つける事が出来なくなった
「蚊帳の外はどっちかな」
疑問的に返しても自問自答

“削除”「しました」

「              」
「           」
「            」


空白には足りない
未来から生まれた言葉
枠外へ白く消えていく

掻き乱されながら
戻る   Point(1)