午後一時の間の心の晴れ渡り具合/はじめ
 
 午後の日溜まりの中に首を突っ込んでみて

 僕はその上に太陽があることを知る

 雪が積もって草花達を見られないけど

 僕は残念がっていない

 日溜まりの中はとても暖かい

 まるで体が清められるようだ

 日溜まりの中で文庫本を読んでいると

 ちょっとずつ眠たくなってきて

 ついに転寝をしてしまった

 夢の中で僕は君とキャッチボールをしている

 君は笑って素手でボールを受け止めている

 キャッチボールなんてしたの何時だったっけ?

 君は私は一度もしたことないよと言う

 へーそれなのにそんなに上手いね

 と僕は微笑む

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