心に思う/AKiHiCo
もしもキミと出会っていなければ
忘れる事が出来たとしたのなら
今とは違う路を歩んでいたでしょう
時に神は試練を与え
何かを試そうとしているかのように
止まる事を許されない日々に
もうきっと疲れてしまったんだ
見上げた蒼穹が深くて
もしもキミを今すぐここから消せたのなら
私は迷わずその術を選ぶでしょう
いつも足枷に鎖になって
私をここに留め続けるから
キミの影の呪縛から開放されたいんだ
縛り続けられる時間はもういらない
許されない事を思い描いて
背負った十字架はあまりにも重く
もう小さな願いさえ掲げられないよ
神が示した先は本当は
光も闇もない世界なのでしょうか
私を浄化して――
もしもあの時キミを見つけていなければ、
キミを愛しさえしなければ、
滴る熱さはやがて冷えて身体に沁み込んで
床に拡がっていつかを映し出す
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