絵描きを夢見て、詩人を目指した/雨露 流
字列”を書き連ねることに繋がった。
そして、私は“詩”というものを道具にして絵画を描きたい、と思うようになったのだ。
言葉は絵筆であり色、カンバスはどこでも。
そう“目に見える詩”を描きたい。それを強く思うようになったのだ。
情景が目に浮かぶ、そういったものでもあるかもしれない。
しかし、“読む”という行為から“記号”以上の意味を、思いを、思想を、情景を強制的に伝えられるほどの詩を描きたい。
一次元的な情報だけでなく、平面を超えて立体となる詩。
それが私の詩作理由であり、目指す作品の形である。
そして、この長々とした前口上の結論でもある。
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