ダイヤモンドマンション/
望月 ゆき
僕たちが いつも
ダイヤモンドマンション と呼んでいた
あの 遠くに見える
宝石をいっぱい 散りばめたような
闇に光り輝く 建物たちは
ある朝
同じ場所から見ると
いくつもの 古い煙突のかたまりだったと知り
僕たちは
互いに 笑った
この恋も また 同じ
永遠を信じたい
僕らの つながりの
僕らの 時間の
永遠を信じたいふたりの
永遠のテーマ
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