“命を大切に”という言葉/明星 梟
 

しかし、説明をするにあたって省いてしまうとわかりにくくなってしまうのであえて置いておこうと思う。
対象が大きすぎて薄っぺらくなってしまうというのはこういうことなのだ。

今日“命を大切に”と立て続けに叫ぶ番組を見て思いついた俺の考えである。
これを読んで気持ちがどうこうなるわけではないだろうがせめて薄っぺらい言葉というのはどういうことかということだけでもわかってもらえればありがたい。
あまりに対象を大きくしすぎて薄っぺらくなってしまった俺の言葉を読んでどう思うのかはあなたしだいだと思う。
対象を大きくしてもきちんと伝わる文を書こうとするのが物書きの性なんだろうと思う。



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