僕はこの世界の果てで/ジム・プリマス
僕はこの世界の果てで
君を待っている
永遠という言葉を
君は信じているのかい
僕には
それは、とても遠くに感じるんだ
それはまるで
壁に突き刺した
針の穴から
壁の外側の空の果てを
臨んでいるかのようで
牢獄に閉じ込められた
囚人が手にした
ガラスコップの
一杯の水から
遥かな大海を
臨んでいるかのようで
とても、とても、遠くに感じるんだ
でも、それがどんなに遠くても
僕はそれを臨むことを
諦めることが出来ないんだ
僕はこの世界の果てで
君を待っている
真実という言葉を
君は信じているのかい
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