バイバイ・ブルー/三架月 眞名子
 
漆黒の夜が明けて

だんだん空が白んで

青空に変わったら

サヨナラしなくちゃ


楽しい時間は

あっという間に過ぎ去って

永遠に続くことはなくて

どんなに抱き合っても

君と僕の間には

距離が生まれて

温度差が生まれて

時差まで生まれてしまって


こんなに好きなのに

分かり合えたと思ったら

一瞬のうちに分からなくなって

その繰り返し


太陽が昇って

月がその座を奪って

また太陽が奪い返す


なんだか似ていると思わない?



だから

夜が明けたら

バイバイしよう

次に巡ってくる

いつかの夜まで

バイバイ・ブルー
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