真夜中の境界線/はじめ
夜になると詩を書きたくなる
しかも午前零時過ぎた真夜中に
不思議な生き物達が僕の胸の中でうずく
彼らはパレードや催しものをやりたがっているらしい
当然僕もそういうものが好きだ
辺りに静寂が生まれている
機械虫(電化製品)がビーッ ピーッと鳴いているだけだ
僕はこの時間を楽しんでいる
自由に書きなさいと左脳は言った
右脳は黙ったままだ
トーストを二枚食べるようにもう一遍詩を書こうと思う
ゆっくりとくつろげる場所
宇宙の上じゃなくて雲の上でもなくて
自由に才能が咲き誇る一時
僕の頑なな目は創作の完成度を上げる為に睨んでいる
胸に洞窟が開いて
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)