無関係/山崎 風雅
 
 乾いた太陽の光を浴びて
 胸に光る星のまぶしさ
 艶やかな新緑がスタートラインで待っている
 昨日までのこと
 風船のように大空に舞いあがって
 すれ違いのベクトル
 約束の街角
 零れ落ちてくる流行歌
 昔に見たことのあるような景色
 辿りつくのはどこの街だろう
 やはり俺はクズ
 何もしてない
 何もやらない
 ただ流れていくのを
 遠巻きに見ている俺は
 輝くあの娘をまともにみれない
 近づけない
 近づいちゃダメだ

 栄光の旗が翻っている
 僕には関係なさそうだ


戻る   Point(8)