家に帰る/水在らあらあ
背中がまがっているよ
葉巻が落ちたよ
おじいちゃん
手を 貸すよ
おじいちゃん
買い物のビニール袋が
たくさんだよ
おばあちゃん
手を 貸すよ
おばあちゃん
ぼくらの世界は
はかないね
時間って
残酷だね
ぼくは東の果てから来ました
お米の国から来ました
優しい人々が
優しいから
自分を捨てている国から来ました
赤だから
待ちましょう
横断歩道
このゼブラは
ぼくのことです
こうやって人々に踏まれて
雨に洗われて
ガムが張り付いて
吸殻で焦げて
信号に
決め付けられて
車来ないから
赤でもいいや
渡
[次のページ]
戻る 編 削 Point(27)