春へのカウントダウン/山崎 風雅
 

 ほらごらん

 星が瞬いているよ
 風がまっているよ

 きれいだ
 きれいだろ

 こんなに澄んだ気持ちになったのは何年ぶりだろう
 災いは時として僕達を試す

 うーんと長いと思った峠も
 いつかはなくなり
 そしていつか峠も越えてる

 長い長い長い夜

 妖精の息吹をかんじるだろ

 そうこの聖なる夜を祝ってるんだ

 僕達はこんなに自由に詩を書くことができたりするんだ
 それだけでも当たり前じゃない
 こんなに幸せなことはない

 そうだろ
 そうおもわないかい?

 優しい春の予感するこの夜更け
 また新たな出会いが待ってる予感漂う夜更け

 さぁ 灯りを消して
 暖かなベッドに滑り込もう

 春へのカウントダウンが聞こえる


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