欲/はじめ
そう騒ぐ
僕が考え込むと言葉達は静まりかえり大人しくなり
列になって並んで指へ圧力をかけて画面に登場する
言葉の行列は果てしなく長いように思える
何も書くことができない時には扉が閉まっている
ほうら 今にも扉が閉じかけようとしているよ
それはこの詩が終わりを告げる為ともう寝なくちゃいけない為である
僕はざっと文章を読み直す まだまだだな
今夜夢を見れたならば僕は面白い詩が書けるんじゃないかな
努力しなきゃ名詩なんてつくれやしない
明日もまた言葉の扉がバッチリ開いていますように
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