夜空にメンテナンス/はじめ
詩が書きたくて一日中パソコンの前から動けない!!
曇り空の電車が通る日に僕はそんなことを思う
パソコンを打ちながら空を眺める
「あーぁこれは雨だな」と僕は呟く
近所の団子屋に行ってパソコンの前に包みを置いて団子を食う
僕は外に出て煙草を吸い両手をポケットにしまい込む
電車のカタンカタンカタンという音が響いている
僕は空に向け煙を吐き出し喉の奥でベト付いている醤油のたれを舌でなめ回す
煙草のくわえ部分にもたれと唾液が混ざり合ったものが付着して滲んだ
煙草を足でグリグリと押し潰し 鉄柵によしかかって大きな欠伸をする
今日は星がみえるだろうか
見えないのなら
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