「君と生きることは、僕の奇跡」/和 路流(Nago Mitill)
 
君のために、いつか
この空の下、いっぱいの奇跡を見せるから、
僕の隣で、一緒に歩くことを
どうか、選んでくれないか。

甘い夢ばかりあるようなことを、僕は君に囁かない。
この世の風雨の全てから、君を守り切れると言えるほど
僕は自惚れられる人間じゃない。
僕にできるのは、きっと
君と共に、人生のつらいことに耐えて行くということだけ。
僕は、君を愛しているから
君が望まないのなら
僕の隣を、選んでくれなくてもいい。
その時は、僕は遠くから祈ろう。
君が、さびしい思いをしないようにと。

もし、君が僕を
道行きの相棒に選んでくれるのなら、
出会えてよかったねと、笑い合える
そんな未来を、君と共に築こう。

そして、いつか、僕は きっと
この空の下、いっぱいの奇跡を、君に見せる。
君の心を震わせて、生まれてきてよかったと思わせるような
そんな未来を、君に見せる。
だから
僕の隣で、一緒に歩くことを
どうか、選んでくれないか。

                   (2007年・筆)
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