友達は必要ですか?/青色銀河団
 
友達は必要ですか?

って日本語にどこか違和感を感じた。なんでだろう。
たぶん「〜は必要ですか?」と構文自体にうそっぽさを感じるからだろう。
「必要=何かをする時に、そのものの存在を無視しては用をなさないことを表す(新明解国語辞典)」のだけれど、「必」という字面が入っているにもかかわらず「必要」は絶対的な判断ではなく、相対的判断なのだ思う。
必要の判断をくだすときには「どういう状況で」「何と比較して」等の前提がないと、下せないものだと思う。
だから「友達は必要ですか?」と問われたときに感じる、なんか心もとない、暖簾に腕押しするような、落ち着かない感じは、問い自体の不完全さに原因があるのだと思う。

戻る   Point(1)