画一的な朝の訪れ/ジム・プリマス
画一的な朝の訪れ
不安を抱えたまま
自分の意思とは関係なく
交わさざるを得ない
自らを束縛するための契約に
定められた時間のために
僕は歩いている
感情は絶えることなく震幅している
あらゆる方向に
あらゆる大きさに
あらゆるカタチに
僕が素敵だと思っていることが
何故、君には素敵ではないのだろう
君にとって素敵なことが
何故、僕には素敵だと感じられないのだろう
目を覆いたくなるような断絶が
鋭いナイフで切り裂かれた傷跡のように
痛ましく無残に
僕の前に広がっている
流れてゆく生活の中で
踏みとどまって
足元に咲いている小さな花に
穏やかに微笑むことの出来るような
強さが欲しい
冷酷で無慈悲な現実に晒されても
瞳を曇らせないで歩いてゆけるような
精神が欲しい
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