いつだっていい/成澤 和樹
 
のフリ
そういう虚像映しては 尊敬されて
見透かされてる 本物には


みんなが言うまでもなく、僕は虚像の人
どんな言葉も どんな詩も
そういう人には 舌っ足らず


 ただ、もう飽きたんだ


こんなこと並べてても 裸の王様
話がなげぇな 虚像の人
実像になるように 一歩を
窓から顔出して 夜風浴びて



 誰もみてねぇよ オレなんか



だからいつだって 歩きだしていい
戻る   Point(3)