入滅/はじめ
 
 雨期に入った頃 舎衛国の祇園精舎で安居が開かれた 安居が終わってお釈迦様はカピラヴァスツに立ち寄り コーサラ国王波斯匿王の訪問を受け 最後の伝道が王舎城から開始されることになった
 故国を急襲する軍を 道脇の樹下に座って二度阻止したが ついに攻略されてしまった
 しかし軍の王が落雷で急死した為にお釈迦様は最後の旅に出た 現在のパトナに着いたお釈迦様はここで破戒の損失と持戒の利益とを説いた
 このパトナを後にして増水していたガンジス河を無事渡りヴァッジ国のコーリー城に着いた ここで亡くなった人々の運命について弟子の質問に答えながら 最後に人々が運命を知る基準となるものとして法鏡の説教をした 
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