百年前の朝/和泉蘆花
 
ち止まって居ても
何時も新しい


振り返って
過去に埋もれて
抜け出せなくなっても
何時も新しい


僕が風なら
あなたは歌になるといい

僕がピアノなら
あなたは詩になるといい

僕が空なら
あなたは雲になるといい

僕が地球ならば
あなたは月になるといい

もしも、宇宙なら
時になろう


何時でも追いかけあって
何時でも風になる


リピートするピアノが
寂しい人の下へ響く
泣いて、笑って、また泣く人の下へ
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