とけいのないれすとらん/青の詩人
 
中でバッターが二人も三振に沈んだ

僕がほとんど食べ終わりかけたとき 
ようやく漬物が出された・・・・


もう二度とこんな店来るもんか。


会計をすませたときおばちゃんは言った
「サービスで安くしとくわ」

そんなサービスなんかより 
もっと手際よく飯を出してほしかったよ。時間がもったいなかった。




「兄ちゃん、この前もきてくれたんやな?」
「あ・・はい、たしか何度かきたと思います・・・」
「ごめんな、・・またきてな」
微笑んだその目に涙が浮かんでいた気がした


そこは時計のないレストラン
ぼくが好きだったはずの場所


いつから
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