昨日の僕たち/望月 ゆき
 
ぼくたちなんて
ぼくたちの過ごした時間なんて
無限大の銀河系の 点にも満たないさ


きみが 僕じゃない恋をした
きみが 嘘を ついた
きみが 去っていった


頬にひとすじのそれ
放物線に 先端を見る


一瞬光って 
ぼくが、許した




先に 泣かれちゃうと 負けです。

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