0時、もしくは24時。/
衿野果歩
夜の真ん中
彼と歩いた
明日が今日に
今日が昨日になる境界線を
並んで越えた
息が白くて
星がキレイで
彼が笑って
あと何回いっしょに
境界を越えられるだろう
夜の真ん中
彼と歩いた
手は繋がなかったけれど
確かに心は繋がっていた
戻る
編
削
Point
(4)