うた/
yoshi
目を閉じて
意識を部屋の外に出し
玄関も
マンションのエントランスも抜けて
空へと向かわせる
雲の上に座って
ふわふわな感じを
体で味わい
時に下を見下ろしては
たくさんのおうちの
屋根の色を眺めたりする
あとは
たくさんの深呼吸を
思う存分
そうして横になり
目を閉じて
言葉の海に
おぼれては
ペンを走らせる
そんな感じで
私の
つたない詩ができあがる
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