ひかる、うんこ拭いて。/カンチェルスキス
ひたひたに濡れたティッシュの国
エレベーターガールは手芸店に通い赤いセーターを編んだ
こわれた肉を
肩にのせて
塊のfish 俺は古い順から並べる
髪が燃える匂い
俺のポニーが走り出す
それはそうと俺はよく冷蔵庫に
ぶつかる
クラウチングスタイルで、
地面に木綿豆腐をなげる
だからそこはアホウ
麻婆の湖
俺のむきだしの右腕に
よれよれの蝶がとまって
ない蜜を吸った、なあ、ひかる
洪水で流された例のパンプキンが今更 俺の足元でざっくり割れて
皺皺に笑ってら
黙ってると俺も笑けてきて
赤錆のような笑い声をあげた
な、皺皺 食品コンビナート
もう、あったまってきた
ひかる、うんこ拭いて。
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