無力な自分/
hiro
干からびた大地
太陽が容赦なく大木を叩きつける
根は大地からむき出しになり
腐食しきった幹に容赦なく苦しみが群がる
葉もつかない枝が枯れた悲鳴を上げる
もう涙さえ枯れてしまい
一点をただ見つめるだけ
今にも倒れそう
ぼくはただそんな君を見つめることしかできない
畜生
君を助けたいのに
大地を叩きつけ
自分を憎んだ
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