冬に訪れた終焉/
流希-Яuki-
音を遮る雪が自身を埋め尽くしていく
哀願するように叫んでも聞こえない
俺の声はお前達に「キコエテイルカ」
足跡さえ無い雪の描く景色
周りを見渡す元気もない
解かっていることは
俺は“独り”
悪意の叫び
醜態を晒し
俺の存在を知ってくれ
俺の心はお前達に「ヒビイテイルカ」
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