幻視の花びら(二十)/
信天翁
幻視の花びらで目隠しされた冬の夜
(テレビからもれる森昌子の愛傷歌)
なぜか急にDNAのせせら笑いに気づきました
しかもタナトスの幻影をちらつかせているのです
「わたしはしきりに待ちわびています」
たとえ「かぜのたより」であっても
またそれがもがりぶえで聞き取りにくくても・・・
まさに 老残の抱く「いとおしさ」とは
そんなものなんです
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