俺は変った/山崎 風雅
どうしようもない風に吹かれて
立ってもいられず
ただうずくまっていた青春
何度も何度も悩みのサークルを
ぐるぐる回り続け
周りには妖怪、悪魔が徘徊し
ドアの向こうに絶望を見て
小さな部屋で小さな自分を慰めていた
環境がわるいんだ
そう思っていた
メシアが現れて
いずれ助けてくれることを祈っていた
いつも心はひび割れて震えていた
涙のインクで書いていた
落書きの延長の詩
誰に見せるでもなく
ただ自分探しをしていたんだ
時が立ち
一適の愛情を信じることにした
負ける、笑われる恐ろしさを乗り越えて
異国
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