至福/
yoshi
焼け焦げた夏の余韻を引きずって
見上げる空は高く
雲間に見える太陽はきらきらと
優しく照る
かざした手の指のすき間から
もれる光の中に何を想おう
やわらかな風に吹かれながら
誰を想おう
あと少し
あと少し
と思いながら目を瞑る至福
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