星屑の記憶/アマル・シャタカ
むものを見て憎むものがいる
心そのものの終着駅を
誰が見つけられるというのだろう
ただあなたのぬくもりだけが
暗闇の中の灯台のように
私を照らした日々があった
それは終着駅ではなかったけれど
星空が堕ちて来て
世界をその輝きの中に留めてしまえれば
どんなにか楽だろう
地を震わせて歌う声が宇宙を蒼く染めあげて
過去も未来も現在さえも一つに合わせられるなら
あなたのいないこの世界で
私は生きていく
あなたのいないこの世界で
私はそう
生きている
悲しみの星が降り注ぐ
不確かなこの世界で
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