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 永遠の名犬へ


キャンパスに落ちる
ポプラの影に憩うスヌーピー達は
いつだって人なつっこい
冬の日だまりのようなぬくみで
黒目をさらに大きくして
誰かに駆け抜ける
窓ごしに見戸惑う友人も
白衣の重ね着のまま
やわらかい舌にのせて

おまえ達、実は
未来が見えていたんだろう?
スヌーピー達には
消毒済みのにおいが染みこんでいた
だからGパンにつっこんで
うつむいて

教えておくれ、チャーリー

おなじ屋根の下でくらす
懐かしいけしきの犬や
かごの鳥
身勝手な猫の
未来はどうだったのか
あの息は吸われたのかい?
それとも吐かれたの
横切
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