? 自動筆記/soft_machine
永遠の名犬へ
キャンパスに落ちる
ポプラの影に憩うスヌーピー達は
いつだって人なつっこい
冬の日だまりのようなぬくみで
黒目をさらに大きくして
誰かに駆け抜ける
窓ごしに見戸惑う友人も
白衣の重ね着のまま
やわらかい舌にのせて
おまえ達、実は
未来が見えていたんだろう?
スヌーピー達には
消毒済みのにおいが染みこんでいた
だからGパンにつっこんで
うつむいて
教えておくれ、チャーリー
おなじ屋根の下でくらす
懐かしいけしきの犬や
かごの鳥
身勝手な猫の
未来はどうだったのか
あの息は吸われたのかい?
それとも吐かれたの
横切
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)