? 自動筆記/soft_machine
 
別々のスピーカーから惑わしている。
ジャコとピアソラの軸がかみ合わぬ。
ヌードデッサンを始めた頃は。
眼球に松脂が染み込んだ。
シンバルを割れば帰結だろうか。

彩敷なるままに。
漆喰を塗り付ける。
脚立の不安定さにはっと身をあずけ。
煉瓦達を張りつける。そのやわらかな素焼きの手触りは括れのようだと女と声に出す。花と口にする。
脊振に寝返る、猿と印しする。
知るのは倍々ゲーム。指先で廃れゆく。細胞が二進法の果てに緩やかに加速する未来。そして今は過去に移行し続ける常態にふり返れば赤色偏光。渚の記憶。旅への希求。或いは、砂漠化。

生松原に至っては貝の殻を耳に押し当て青が記述
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