「120円の温もり」/Taka★Hajime
いつもと変わらず
街は人に溢れてて
真夜中なのに笑い声が聞えてくる
視線を少し落としてみれば
潰れて寝てる若者達
気分が悪そうな人がいたと思えば
気分が悪い物を垂れ流してた
腐った街だと思うけど
何故か何処か心地いい
アスファルトの上は気持ち悪いけど
上の夜空だけはいつもと変わらず
綺麗だった
街は真夜中で 酔っ払いが歩いてる
心地いいより 心地は良くは無いと
夜空と比べて つくため息は白かった
近くにあった 自販機で使う120円は
冷たく襲う 冬の風を和らげてくれる
缶が冷めれば 美味しくないけど
今はこ
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