【断れない人】/つむじまがり
 
べりの為にあるのでした。
忘れてました。

残業も断れない『断れない人』は断れない仕事をしながら、
「今日は遅くなりそうだから今のうちにきつねうどんでも…」
と そこへ
「はい 差し入れ」
『断れない人』は早撃ちガンマンより早く満面の笑みを繰り出し
「マックって時々無性に食べたくなるんですよね。」
そうそう 残業と言えばハンバーガーでした。
忘れてました。

ようやく着いた地元駅 ほっと一息
するとそこへ
いつかの残酷な少女がやってきて
「あれ また会いましたね。」
そして『断れない人』の顔を下から覗き込みながらこう言いました。
「一緒におうどん食べません?」

こうして
『断れない人』は『断らない人』になりましたとさ。

おしまい

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