三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻 其の弐百弐拾壱〜其の弐百弐拾七/熊髭b
 
れはぎりぎりの格闘である。その格闘の末、ぎりぎりこれだけです、という部分が詩となる。しかし、この詩を読んで思うのは、どうしても自分オーラの出方が、他者性を帯びる方向に出すぎていないか、という操作性の問題である。おそらく語りのひとなのだと思う。聴くよりも語れ、自分自身の存在を語ることで成り立たせている。世界を語ることで支えている。しかし、とも俺は思う。これはぎりぎりのところだ。ぎりぎりのところでこの詩は、一見他者性を帯びながらも、自分自身へとアクセスを傾けている詩のような気がするのだ。その認識方法に対する批評である。



□其の弐百弐拾六

就職支援センターのこと 吉田ぐんじょう  ★
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