1月10日生まれの人/眞山小桃。
あの日から何年経っても思い出す1月10日生まれの人を
始まった理由なんかがあったのか、実は未だに終わってないとか
隠れ家で待ち合わせして何をする訳でもなくまた携帯を見る
真っ暗な部屋に点ったストーブがゆらりとを頬を青く映した
たぶん目は合っているけどこの距離で気持ちがちゃんと向き合えてない
窮屈な部屋で二人が重なって二酸化炭素に押し潰される
握りしめ愛おしかったはずの手を冷たくほどき携帯を見た
一冊の本の最後はあっけなくきてた…やっぱり終わっていたわ
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