三歩あるいたら、全て忘れたい/狩心
状況は最悪、それでも太陽は青だと貫かす連中、消えろ
生み出されたものを眺め、少し考えて、削除する
「ちがう」と呟いて、武器を捨てる
座り込んで、呆然とし、何かを待っている
丘の上で小さな旗が上がった ――― 駆け上がる人々
ブカブカの靴の中は泥水まみれでグチャグチャのホカッチャ
足は腐り、異臭を放ち、臭いよ、勘弁してくれ!
動かなくなった足は、丘の斜面と同化する(なにそれ)
人々は両手を広げ、体を左右に振りながら、木々の真似をする
地球は喜んでいる?(なにを言っているのか、まったく分からない)
歴史を模写した男が「これか?」と呟いて、少し考えて「ちがう」と削除する
机を始
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