勝手にひとり半歌仙/表六句/足立らどみ
発句 ペダルからぬげし紅下駄村若葉 草田男
脇 耳をすませば 月島雫
三句 生活の 音が聞こえる 多摩丘陵
四句 調べの和音 西風に乗る
五句 間に合わぬ 焦る気持ちの 坂登り
六句 リズムはいつも ギッコンバッコン
元号の俳句を読むと明治は遠くなりにけりを
意識せざるをえないほど心に楔を打つ草田男、
萬緑や死は一弾を以つての五千石も誰も然りで、
俳句の世界の言葉は薬が効き過ぎているので、
今回は、
ジブリ風にしてみたのですと言ってみる。
手抜きだと言われたら多忙ですネットのせいだ社会のせい
深い闇を見ると戻るのに時間がかかるので御免なちゃい
私のかわりに彼らがやってくれるでしょう
自分で詰まらなくしている古代ローマ市民気取り
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